
【インフラツーリズム】県西を巡る
霧島山麓の豊かな自然が楽しめるえびの高原やクルソン峡を眺められる狗留孫大橋。また都城地区には、江戸時代の土木工事が分かる観音瀬やレトロな雰囲気のめがね橋といった、先人の技術を感じるインフラ施設も見られます。
観音瀬水路
大淀川の高崎町縄瀬轟・高城町有水八久保間の急流にある観音瀬は、江戸時代中ごろまで大きな石が連なっていたため、船の運航はできませんでした。
矢ヶ渕公園は、長田峡の最下流にある公園。
ここには、梶山地区と中野地区を結ぶ沖水川の矢ケ渕に架かる「梶山橋」があります。橋長31.6m、幅員3.2mの石造橋で、昭和16(1941)年に完成したといわれており、大小2連のアーチ橋で、アーチが水面に映る姿がめがねのように見えることから「めがね橋」とも呼ばれています。
狗留孫大橋
狗留孫(くるそん)大橋は、えびの市五日市からクルソン峡に向かう途中の大河平地区にあり、全長325m、川からの高さ80mの川内川に架かるスマートな橋で、平成18(2006)年に開通しました。
木之川内ダム
都城市や三股町の都城盆地管内の畑地へのかんがいのための水源として、大淀川水系の木之川内川に建設されたダム。
平成元(1989)年に着工し、平成21(2009)年に完成しました。