![神話と観光 日南編-0](https://www.kanko-miyazaki.jp/storage/special_features/414/responsive_images/DPziGAB43fc3GWws4R68NNzZv1KK3i2tXfgtgwn8__1714_1142.jpg)
海幸山幸と春の訪れを感じる旅
山幸彦の子を身ごもったトヨタマヒメは、「鵜戸神宮」付近で皇子ウガヤフキアエズノミコトを出産します。そのとき本来の姿を見られてしまったのを嘆き、自分の乳を岩に移し、ワタツミノミヤへと戻っていきました。この神話が伝わる鵜戸神宮や、海幸彦を祀る潮嶽神社、山幸彦の孫にあたる神武天皇にまつわる神社が今も信仰を集めています。町並みや文化に藩政時代の名残が色濃く残る小京都・飫肥城下町も歩いてみませんか。
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モデルコース
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潮嶽(うしおだけ)神社
海幸彦を祀る唯一の神社
海幸・山幸伝説が息づく神社。海幸彦を主祭神に、山幸彦ともう一人の兄弟を含める3人を祀っています。兄神・海幸彦を主祭神として祀るのは全国で唯一だそうです。潮は海、嶽は山を表し、敬意を込めて名前が付けられたとされています。2月の春大祭では神楽が舞われ、海の幸・山の幸の両方が奉納されます。
ちょっと寄り道
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ホテル日南北郷リゾート
ホテル日南北郷リゾートHP北郷町の山あいにたたずむ北郷温泉郷。豊かな自然に囲まれたリゾートや、田園の中の温泉宿があり、ぜひ宿泊して、お湯と地どれの海の幸山の幸を楽しみたいものです。
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飫肥城
14代続いた伊東家の拠点であり、伊東家ゆかりの資料を展示する歴史資料館や江戸時代初期の書院造の御殿を復元した「松尾の丸」、「癒しの森」と呼ばれる旧本丸跡などがあります。大手門をくぐってすぐの階段を上ると「しあわせ杉」と言われるパワースポットが。
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飫肥食べあるき町あるき
飫肥城下町保存会HP飫肥めぐりにオススメ。対象の店舗で食べ物やお土産に交換できるチケット5枚が付き、食べたり学んだりしながら、飫肥城下をすみずみまで満喫できます。
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花立公園
標高489mに位置する花立公園は、1万本もの桜が咲き誇り、こんもりとした山をピンク色で覆い尽くします。毎年3月下旬~4月上旬にはさくらまつりが行われ、夜はライトアップされた夜桜が美しく華やかです。
鵜戸(うど)神宮
朱塗りの社と海のコントラスト
断崖絶壁に建ち、社と海のコントラストが鮮やか。本殿は洞窟の中にあり胎内にいるような神秘的な雰囲気をたたえています。山幸彦と結ばれたトヨタマヒメが出産をした宮とされ、今も安産祈願の参拝者が絶えない神社です。
ちょっと寄り道
駒宮神社
日向シャンシャン馬発祥の地
神武天皇がアヒラツヒメを妻に迎えて住まわれた宮の跡と伝えられています。愛馬「龍石」の伝説が残されているほか、愛用の鉾を納めたといわれる「御鉾の窟(みほこのくつ)」があります。また、日向シャンシャン馬発祥の地としても知られています。
吾平津(あびらつ)神社
神武天皇の妃が祀られる
港町油津の堀川運河沿い、堀川橋のたもとにある神社で、地元では親しみを込めて「乙姫神社」と呼ばれています。神武天皇の妃アヒラツヒメが主祭神です。鵜戸山はかつて吾平山と呼ばれ、地名油津もヒメの名に由来すると伝わります。ヒメは東征には同行せず、この地で成功を祈ったそうです。
ちょっと寄り道
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堀川運河
堀川運河は、飫肥杉を運び出すためにつくられました。運河沿いに家が並び、それぞれの家から階段を伝って降りることができます。油津のレトロな雰囲気を散策してみて。
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油津赤レンガ館
1922(大正11)年に建設された油津赤レンガ館は保存が危ぶまれていましたが、1997年、市民有志によって買い取られ、翌年、国登録有形文化財に登録されました。物産販売所やイベント会場、コワーキングスペースとして活用されています。
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油津商店街
商店街再生に向けて「4カ年で20のテナント誘致」の目標を達成した、話題の商店街です。カフェや食堂、「油津カープ館」、コンテナが並ぶ「アブラツガーデン」などが並び、多くのIT企業が進出。躍動を続けています。
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油津カープ館
広島東洋カープの日南キャンプは1963(昭和38)年からスタートしました。貴重な新聞や写真、サイン入りグッズなどを展示しています。また、天福球場に続く道沿いは、2017年、真っ赤に舗装された「アケーロード」に生まれ変わりました。
榎原(よわら)神社
威風堂々たる楼門が見事
江戸時代初期に当時の飫肥藩の鎮守として、鵜戸神宮の分霊を祀っています。威風堂々たる楼門をくぐってすぐに見える鐘楼(鐘つき堂)は、県指定有形文化財建造物第1号として認定されているもの。摂社・桜井神社には秋月藩家臣の娘万寿姫が祀られ、縁結びのご利益があるそうです。
ちょっと寄り道
おすすめ体験
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D&S列車 海幸山幸
JR九州HP「木のおもちゃのようなリゾート列車」がコンセプト。外観にも車内にも飫肥杉がふんだんに使われています。飫肥杉製のおもちゃの用意や紙芝居タイムもあり、子どもたちも大喜びです。
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水中観光船 マリンビュワーなんごう
日南市観光協会HP海面下の客席から、太陽がさんさんと降り注ぐ南郷の海をのぞくことができます。テーブルサンゴの群生や鮮やかな熱帯魚の群れに大興奮のひととき。海上では、トンビのえさやりもできます。
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クルージング
日南市観光協会HP日南海岸国定公園を観光船でクルージングできます。鵜戸神宮、七ッ八重、サンライズ・サンセットクルーズなどを巡るほか、希望のコースを組むこともできます。お気に入りの風景を見つけてください!
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猪八重渓谷
森林セラピー基地として、ウォーキングが楽しめます。森林浴をしながら、ゴールとなる五重滝までは1時間程度のコースです。渓谷入り口には足湯も整備されているので、ゆっくり疲れをとったり、北郷温泉郷で温泉に浸かったり、のんびり過ごせます。
おすすめグルメ
※写真はイメージです。
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日南一本釣りカツオ炙り重
一本釣りカツオ水揚げ高日本一の日南市。春から秋にかけて市内10店舗で提供され、各店オリジナルの漬けダレが楽しめます。七輪で炙って、〆はだし茶漬けで。カツオを心ゆくまで味わって。
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伊勢エビ
日南海岸は、昔から有名な伊勢エビの漁場です。日南の伊勢エビは透明感のある身が特徴。解禁の9月を待って伊勢えびまつりが行われます。各店舗で、伊勢えびの殻をあぶって焼酎に入れた「伊勢えび焼酎」が味わえるのも楽しみです。
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魚うどん
“魚(ぎょ)うどん”は、戦後の食糧難時代に日南で生み出された料理です。主にとび魚を使い、見た目はまさに、うどん。魚のすり身でできているので、だしもしっかり出てプリップリ。油津港で開催される「港あぶらつ朝市」では、出来立てがいただけます。
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焼酎
日南市の豊かな自然に育まれる焼酎。小さな蔵元が数多くあり、各地域で地元の人に親しまれています。「飫肥酒造会館」では、日南市・串間市の蔵元の焼酎を販売。季節限定の銘柄なども並びます。