伊勢えびやカツオ、牡蠣、川魚など宮崎県の美味しい魚介類-0

伊勢えびやカツオ、牡蠣、川魚など宮崎県の美味しい魚介類

北は日向灘から南は志布志湾まで、宮崎の広い海域で水揚げされる魚介類の種類はさまざま。県内各地の郷土料理やご当地グルメで旬の味をお楽しみください。

伊勢えび

毎年9月1日に漁が解禁される伊勢えび!これにあわせて日南市内の飲食店や宿泊施設では「日南海岸伊勢えびまつり」が開催され、お得な値段で伊勢えびを味わえます。
大分県佐伯市から宮崎県延岡市への「東九州伊勢えび海道」でも、お食事処約30店舗が9月からの3ヶ月間、新鮮ぴちぴちな伊勢えび料理を提供。特産品のプレゼントに応募できるアンケートやフォトコンテストも開催されます。
伊勢えびは、養殖ができない高級食材。刺身や塩焼き、味噌汁などのシンプルな料理で素材本来の味を楽しむのがおすすめです。

カツオ

毎年2月~5月に黒潮にのってやってくる「初カツオ」を豪快に釣り上げる、近海カツオ一本釣り漁で国内最大の基地となっている日南市。新鮮なカツオを、刺身やタタキなどの定番の食べ方から、郷土料理の「かつおめし」や皮面だけを強火でさっと炙る「焼っ切り」など宮崎独自の食べ方で味わえます。また、2種類の味付けをした漬けカツオを七輪で炙ってご飯にのせて食べる日南市ご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」も人気です!
カツオ一本釣り漁は日本農業遺産にも認定され、ますます日南市は「カツオのまち」としても認知が高まっています。

メヒカリ

宮崎県沿岸では主に底曳き網で漁獲される「メヒカリ」は産卵する5~6月の禁漁期を除けば、ほぼ通年水揚げされ、夏の7~8月頃に最盛期となります。柔らかい白身に、ほどよく脂がのっていて、メヒカリの唐揚げは宮崎県を代表する郷土料理としても知られています。あしが早いため、地元でしか食べられない魚といってもよいでしょう。お店で見つけたら、ぜひ注文を!唐揚げ以外にも、南蛮漬け、天ぷらや塩焼、特に新鮮なものはお刺身で食べられることもあります。

牡蠣

宮崎県北部から大分県南部の「日豊海岸(豊後水道と日向灘沿いの海岸の総称)」では、自然豊かな山・川と海が入り組んだ「リアス式海岸」になっており、大粒で濃厚、クリーミーな岩牡蠣が5月ぐらいから食べごろになり、夏に最高に美味しいシーズンを迎えます。この時期に、エリアにある飲食店や宿泊施設で岩牡蠣料理が提供される「日豊海岸岩ガキまつり」も開催され、参加店で食事をすると抽選で賞品が当たるプレゼントキャンペーンも実施されます。
また、高鍋町周辺の荒磯で育まれる天然牡蠣は、身は小ぶりですが豊かな味わいで、11~4月に旬を迎えます。
宮崎では、夏にも冬にも美味しい牡蠣が味わえます!

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「海幸彦牡蠣」と「ひとしおオイスター」-1

「海幸彦牡蠣」と「ひとしおオイスター」

宮崎市青島の海で育てられた生後1年未満の希少な真牡蠣「海幸彦牡蠣」や、日南市の外浦湾の外洋に面した潮通しがよい海域で養殖された雑味がないクリーンな味わいが特徴の「ひとしおオイスター」など、新たなブランド牡蠣も誕生しています。

ブリ

宮崎県のブリは全国でも有数の生産量を誇り、寒い時期に定置網で漁獲される天然の「寒ブリ」と、串間市や延岡市で多く養殖されている「黒瀬ブリ」や、日向市の特産「へべす」の粉末を餌に混ぜこみ養殖した「へべすブリ」などのブランドブリで有名です。
程よく脂がのった肉質と歯応えで刺身はもちろん、「ブリしゃぶ」もおすすめの食べ方。
また、串間市のご当地グルメ「串間活〆ぶりプリ丼ぶり(通称 ぶりプリ丼)」は、ご飯の中には火を入れたブリ、その上にサラダと生のブリがのった丼に、2種類以上のタレとアラ汁が付いており、ご当地どんぶりランキングで全国2位を獲得したこともある逸品です。

うなぎ

宮崎県では新富町の一ツ瀬川などで貴重な天然うなぎが獲れますが、温暖な気候と豊富な地下水を生かして、天然うなぎ以上の栄養価や品質を目指し、宮崎各地で養殖が行われています。養殖うなぎの生産量は全国3位、県内では養殖場から飲食店までの出荷距離も短く、鮮度の良いうちに捌かれた質の高いうなぎが提供されます。
皮が薄く、身がふっくり、脂がしっかりとのった口の中でとろける肉質。蒲焼や白焼き、うな重やひつまぶしなどが、宮崎県では比較的リーズナブルに食べることができます。

延岡市の五ヶ瀬川には、毎年10月上旬から12月始めにかけて産卵のために川を下る鮎の習性を利用し、川の流れの一部をV字型にせき止めて鮎を捕らえる「鮎やな」が設置されます。食事処もオープンし、穫れたての鮎を、その場で塩焼きや味噌焼き、せごし、鮎めしなどにした鮎料理のフルコースを堪能することができます。

また、綾町では名水100選にも選ばれる綾川の水を使い、自然に近いかたちで鮎の養殖が行われており、5月~12月にかけて鮎料理を楽しむことができます。

チョウザメ

宮崎県はチョウザメの日本一の生産地。小林市を中心にチョウザメの養殖に力を入れています。国産初のキャビアは国内だけでなく、海外へも輸出されています。高級食材キャビアのイメージが強いチョウザメですが、ヨーロッパでは「ロイヤルフィッシュ」と呼ばれ、高級食材として珍重されるほど。宮崎県で養殖されるチョウザメは、透明感と光沢のあるきれいな白身に、しっかりとした歯応えで、噛めば噛むほど淡泊な中にも旨味が口に広がります。宮崎に来たら刺身はもちろん、フライなどでも一度味わってみてください!

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宮崎キャビア1983

1983年キャビアの本場ロシアから宮崎県にやってきたチョウザメ。それから30年の歳月をかけ、日本で唯一の本格熟成キャビア「宮崎キャビア1983」が誕生しました。G7伊勢志摩サミットの晩餐会でも採用され、今では国内の3つ星レストランなどでも使われ、海外にも輸出されています。

ジャパンキャビア公式サイト(宮崎キャビア)

やまめ・サクラマス

渓流の女王といわれている「やまめ」。自然豊かで清らかな渓流の石清水でのみ育つため希少な魚ですが、宮崎県山間部の清流では獲ることができます。
また、五ヶ瀬町や三股町では、清流やミネラル分豊富な湧き水などの豊かな自然環境を生かして、自然に近いやまめの生育環境をつくり養殖を行っています。養殖のやまめやサクラマスは、定番の塩焼きだけでなく、寄生虫がつくリスクがほとんどないため、刺身や寿司ネタとして生食で食べることもできます。
 

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つきみいくら

つきみいくらはサクラマスからとれる金色のいくらです。FISH FARM SAKURAではサクラマスを自然豊かな環境で卵からのびのびと育み、水揚げ。見栄えも美しく、ANA国際線ファーストクラス機内食にも採用されました。希少価値も高いことから贈答品としても人気があります。

FISH FARM SAKURA

宮崎県西部は霧島山系からの伏流水が湧き出る水がきれいなエリアで、この水を利用して鯉の養殖が盛んに行われています。魚のなかでも栄養価が高く、さまざまな効能があることから「薬用魚」ともよばれる鯉。清らかな水で育てられた鯉は臭みがなく、養殖施設周辺の飲食店などで、「アライ(刺身)」や「鯉こく(味噌汁)」、油で揚げて甘酢あんかけをかける「鯉の丸揚げ」を食べることができます。

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