親子で宮崎を遊びつくそう!南国ムードいっぱいの日南・串間エリア満喫コース-0

親子で宮崎を遊びつくそう!南国ムードいっぱいの日南・串間エリア満喫コース

\ 宮崎を旅するライターがお届けする旅行記事シリーズ /

宮崎といえば海! 特に日南海岸沿いの国道220号線は景観がよく、親子でのドライブ旅にぴったりのルートです。どこまでも続く日向灘に子どもだけでなくママやパパも目を奪われ、南国ムードをたっぷり味わえます。今回は地元ライターである筆者が、宮崎県南部に位置する日南市から串間市までを親子で遊びつくせる、1泊2日の親子旅へ出かけてきました!

※本記事は2022年2月時点の情報です。

LC香りカフェでアロマクラフト体験

宮崎駅から車で約15分の場所にLC香りカフェはあります。

国産エッセンシャルオイルの製造販売だけでなく、自分で調合した香りでミツロウクリームや香水などを作るアロマクラフト体験もできるスポット。今回はアロマ保湿オイルを作ってみることにしました。

100種類ほどあるエッセンシャルオイルの中から好きな香りを2〜4種類選びます。
 

たくさんあるオイルを前に、「どの香りを選べばよいか分からない!」という方は、タロットカードを引いて香りを選ぶこともできます。どれにしようか迷った筆者が引いたカードは「サイプレス」。ほんのりとヒノキのような香りが感じられる、ウッディなアロマです。
 

サイプレスを軸として、他の香りも選びます。せっかくなので宮崎特産の日向夏のアロマを選びました! あとはユーカリペパーミントとジンジャーを選択。オイルは少しずつ加え、その都度香りを確認しながら調合していきます。

理科の実験のようでお子さんも楽しめるはず。オイルを試験管に落とすときには少し慎重さが必要なので、年齢に応じてママやパパが手伝ってあげると安心かもしれません。
 

途中、うっかりジンジャーを入れすぎて香りが強くなりすぎましたが、もう一度チャレンジして無事調合完了! 分からないことがあればスタッフの方がサポートしてくれるので安心ですよ。最後にホホバやマカデミアナッツなどお好きなキャリアオイルと混ぜます。日向夏の香りが甘くさわやかな、世界にひとつだけの保湿オイルができました!

できあがったら小瓶に入れて、マスキングテープでかわいらしく飾って完成。素敵な紙袋に入れてもらえるので、お土産にもぴったりです。
 

運だめしも!洞窟に鎮座する神様・鵜戸神宮へお参り

続いては海に突き出した断崖の上にある神社・鵜戸神宮へ向かいます。
途中にはモアイ像で有名なサンメッセ日南もあり、立ち寄るのもおすすめです。

日向灘を背景にしたモアイ像が並ぶ姿は異国情緒たっぷり。自分よりずっと大きなモアイ像に、子どももきっとテンションが上がるはずです。映えるスポットなので写真も忘れずに!

鵜戸神宮に到着したら、さっそくお参りしましょう。楼門をくぐり、玉砂利の上を歩いていきます。右手にはソテツなどの南国ムードあふれる植物が勢いよく背を伸ばし、青い海が断崖絶壁の下に広がり、他では見ることのできない独特の風情です。
 

本殿は急な階段を降りた先の洞窟の中に鎮座しています。小さなお子さんは手をつないで、一緒にゆっくりと降りてあげると安心ですね。
 

階段を降りると、鳥居の向こうに朱塗りの本殿が現れます。神秘的な洞窟の雰囲気も相まって、荘厳な雰囲気。思わず背筋がピンと伸びるようです。
 

本殿の裏側には御乳岩(おちちいわ)と呼ばれる岩(下写真)があり、こちらも見どころです。神話で海の中からやってきたとされる豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が出産後に海宮(わたつみのみや)に戻る際、我が子の健やかな成長を願い、両乳房を岩に貼り付けたとされています。現在も安産や育児にご利益があるとされ、御乳岩からしたたる清水を使った「おちちあめ」がお土産に人気です。
 

鵜戸神宮を訪れたらぜひやってみたいのが名物の「運玉」投げです。崖下にある亀石と呼ばれる岩に向かい、男性は左手、女性は右手で運玉を投げ入れ、くぼみに入れば願いが叶うといわれています。
 

入りそうで入らない運玉に、子どもはもちろん大人も必死になってしまうはず! ぜひ運を占ってみてくださいね。

道の駅なんごうの濃厚マンゴーソフトに夢中!

ドライブを楽しみながら、40分ほど南下すると道の駅なんごうに到着します。太平洋を臨むロケーションで、目の前には大小の島々が点在し、船が航行する様子はまさに絶景です。

そんな道の駅なんごうでぜひ食べておきたいのが、オリジナルのマンゴーソフトクリーム。宮崎県産のマンゴーを使用しており、濃厚な風味が味わえます。とろけるような甘さに親子で夢中になってしまいそう! バニラとのミックスソフトもあり、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
 

旬の果物や野菜も多く並びます。道の駅なんごうのある日南市は柑橘類の産地としても有名で、さまざまな品種のみかんがずらり。スーパーではちょっとお高い国産レモンも手頃な値段で並んでいました。
 

お土産コーナーも充実しています。定番のスイーツから特産の海産物、地元の焼酎など豊富なラインナップで、ここだけで十分買い揃えられそうです。旅の終わり間際に「買いそびれた!」なんてことにならないよう、早めに購入しておきたいですね。
 

知る人ぞ知る、穴場の温泉へ宿泊

宿泊は「串間温泉 いこいの里」へ。ここまで走ってきた沿岸部のルートを少し変更し、内陸へ車を30分ほど走らせた場所にあります。
 

宮崎に温泉のイメージを持つ方は少ないかもしれませんが、実は穴場の温泉地も多いんです。中でも串間温泉は、知る人ぞ知る美人湯。大浴場は宿泊者以外も利用できるため、地元の方々も訪れます。入浴後はお肌がつるっつる! 電気風呂やサウナもあり、気分をリフレッシュできました。
 

客室は和室が中心。畳の上はゆっくり足を伸ばせて、疲れた体を癒せますね。また、キッチン完備のコテージもあり、親子でキャンプ気分を味わうのも楽しいかもしれません。
 

都井岬の野生馬を間近で鑑賞

2日目は都井岬からスタートです。宿泊した串間温泉 いこいの里からは車で20分ほどの距離。国の天然記念物に指定されている野生の御崎馬(みさきうま)で知られています。
 

沿道や草原を気ままに歩き、草を食む馬たちを間近で観察できるため、動物好きのお子さんならきっと喜ぶはず。ただし、あまり近づきすぎたり、後ろから近寄ったりするのは危険なので気をつけてくださいね。
 

都井岬には灯台もあります。1929(昭和4)年に完成した都井岬灯台は白亜のレトロな佇まいが特徴で、現在も太平洋を航行する船舶の海の道しるべとして活躍しています。

また、灯台内の参観も可能です。中まで見学できる灯台は全国でも16ヶ所のみで、九州ではここだけというレアスポットでもあります。

岬の最先端に奉祀されている御崎神社は断崖絶壁の中腹にあり、708年創建と伝わる古社で縁結びと航海の神様として信仰を集めています。また、周辺はソテツの自生林があり、南国の雰囲気も感じられます。
 

こちらは「都井岬観光交流館 PAKALAPAKA」です。軽食コーナーや地場産品の販売もあり、ゆっくりと休憩できます。周辺に御崎馬がやってくることも!また、24時間開放のバリアフリートイレや授乳室も完備され、子ども連れにとって助かる施設です。
都井岬では、御崎馬のことを知ることができる「野生馬ガイド」も行っています。ガイドさんの話を聞き、御崎馬の知識を深めることで都井岬をもっと楽しめそうですね!

道の駅くしまで絶品ぶりプリ丼ぶりに舌鼓!

都井岬であちこち見て回ったらすっかりお腹が空いてしまいました。腹ごしらえに道の駅くしまへ向かいましょう。飲食物産館や観光案内所などがあり、ぜひ立ち寄っておきたいスポット。都井岬から車で30分ほどの場所にあります。
 

今回の目的は、飲食コーナーのウミヤマショクドウで提供される「ぶりプリ丼ぶり」です。ぶりプリ丼ぶりは串間市のご当地グルメで、串間どれの活〆ぶりとたっぷりの野菜を使うのがルールになっており、市内のさまざまな飲食店で提供されています。

さっそく注文して、運ばれてきたのがこちら。食べる前からそのおいしさが約束されていますよね……!
 

ぷりっぷりの新鮮なぶりは、甘くてとろけるようでした。野菜のシャキシャキ感がよいアクセントになって、あっという間にお腹の中へ。
5種類のたれが用意されているので、途中で味変できるのもうれしいポイントでしたよ。添えられていたあら汁もうまみたっぷりで贅沢な味わいでした。
他にもいろんなメニューがあるので、子どもと一緒に分け合いっこするのも楽しいのではないでしょうか。
 

迫力のイルカショーに感動!

お腹いっぱいになったら、いよいよ最後の目的地の志布志湾大黒イルカランドへ向かいましょう。道の駅くしまから車で10分ほどの距離にあります。

もちろん見どころはイルカショーです。目の前での見るイルカのパフォーマンスは迫力満点。驚くほど高いジャンプや飼育員さんとの息の合ったコンビに、子どもも大人も思わず目が釘付けになってしまいます。
 

また、イルカたちと触れ合える体験や餌やりの有料体験もあります。さらに、イルカと一緒に泳げるフレンドリースイムもあり、体験した思い出は、お子さんにとって忘れられない思い出になることでしょう。

イルカだけでなく、ペンギンやポニー、うさぎなどの小動物たちとふれあえる広場も。他にも、タコや伊勢海老に触れるタッチプールや釣り堀、ペンギンへの餌やり体験など親子で楽しめる体験が目白押しです。
 

日南・串間エリアで自然とふれあう親子旅を

日南市、串間市には雄大な海と豊かな緑を生かした観光スポットが多く、自然とのふれあいを楽しみたい旅にぴったりのエリアです。南国らしいゆったりとした雰囲気に包まれて、きっと大人も子どもも満喫できるはず。今回ご紹介したコースを参考に、ぜひ宮崎への親子旅を検討してみてくださいね!
 

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